ちょっとそこまで -2012 秋-(前編)

review

年に何度か東京に行っている。今年は3回くらい行ったのかな。
いつも特に何をするでもないのだが、だいたい映画を観て、人と会って、そうやってぶらぶらと過ごした時間が次の何かを運んでくることが多いように思う。


先週の日曜の夜に夜行バスで出てから、朝方新宿に着き、いつもの安田さんと合流。
またしても安田さんのところに厄介になりました。
こうして頻繁に来れるのも、泊まるところがあるからです。いつも助けられてます。ほんとうにありがとう。
一日目はとくにすることもなく、夜行バスで溜まった疲れを睡眠でごまかし、昼すぎにぶらぶらと吉祥寺バウスシアターへ。
いつものバウスの面々と会い、少しお喋りをしてから時間があったので近くの銭湯へ。
風呂ロックをやっていた弁天湯、まだやってるんだね。ひとっぷろ450円で熱い湯船に入ったら疲れが飛んだ。今年はいろんなところで銭湯に入っている。銭湯もこんな時代じゃ絶滅の危機だよね。家に風呂はあるけれど、旅先なんかではないと困る。やっぱり入ったら気持ちいいもん。
ひとっぷろ浴びてさっぱりしたところで爆音3D映画祭で『タンタンの冒険』を見た。
たぶん今回の爆音3D映画祭の中で一番おいしい映画だと思うけど、やはり最高にゴージャスで、日頃消費社会どいひーと思っていながらそれでもこういうの見るとほんとたまらなかったっす。すばらしき眼と耳と心の保養。
と、今回の爆音3D映画祭はレビューを公募しているそうで、そちらもじわじわ盛り上がり始めているみたいなので、そこを覗いてどんな感じだったかを確認してみるのもいいんじゃないでしょうか。見れない映画を想像するってのも楽しいもんです。>>>http://bakureview.tumblr.com
そのあとは[+]の牧野さんと葉山さんと再開。
来年の上映に向けての話をしてから、イギリスから日本映画のパトロールに来ている男(ジュリアン?)と四人でいろいろとお喋り。海外の映画を見せていく状況をいろいろと話せて楽しかった。どこもやってることは基本的に僕らと変わらないのだが、行政だったりNPOだったりをうまく活用しているみたいだった。
次の日は昼から湯浅さんの家にお邪魔した。
前回のようにインタビューをとるという名目もなく、ただただお邪魔したわけだけど、快く迎えてくださいました。こんな若造の相手をしていただき、感謝です。
二時間ほど、湯浅さんとお喋りして、レコード聴いて。やっぱり湯浅さんの家の音環境はすごい。低音から高音までなんのストレスもなく音が出てるというのもあるけど、そういう音の粒子になる前の、アーティストがマイクを振るわせギターをつまびくその瞬間の感情がそのまま伝わるといいたくなるような、音とは違う何かが聴こえてくる。音が生まれる前の気配というか、楽器を弾くための身体の動きまでもが聴こえて来そうな音。
またいろいろと勉強になりました。
そのあとは東京ドームに行ってローラースケート。
スケートのリンクはつるつるでこけてもケガをしないから、どれだけ危ないことしても大丈夫だし、あとは恐さに打ち勝つ度胸だけなのでそれはバシバシぶっ飛ばして結構本気出して滑りました。
コーナーはまかせろ!と言えるくらいにはなりましたよ。また行きたい。
そのあとはそのままバウスに行って、ザプルーダー・サンプラーとケミカルブラザーズ。ザプルーダー・サンプラーは、風格だけは古典が浮かぶようないっちょまえなものなのに、そこから出てくる言語が「うんち」とか「ぶりぶり」みたいなものでした。カール・ウンコ・ドライヤーとか、ジョン・チンコ・フォードみたいな。3Dブリブリ爆音。ほんとにずっとブリブリ音してたし。
『DON’T THINK』では案の定場内でみんな踊り始めて楽しいことになっていました。
ケミカル・ブラザーズを聴くのもはじめてだったのだけど、完全にオーディエンスのためにすべての音が出来ていて、そこでのパフォーマンスも、派手な見た目も含めたすべてが観客のためにあればそれは興奮せずにはおれない。あの音楽は観客のためにあって、あの映画も同じように観客のためにあって、だから映画よりも客席を観ている方がおもしろい。立ち上がったり、歓声をあげたりは偶然起こったことじゃなくて、あの映画が用意したものだとしか思えなかった。客席がスクリーンに移動しているという意味で3D。面白かった。
翌日以降はまた明日。

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