屑山屑男 (TRASH-UP!! 編集長)
映画館で見た映画から選んだ10本
マイナーな雑誌とはいえ一応映画を扱う雑誌をやっているので、ここ数年は公開前に試写会やDVDで映画を見る機会が増えてきました。しかし、どうしても映画館に映画を見に行く! という楽しさを忘れることは出来ません。ここに選んだ10本は、そんな映画を見に行くという楽しさも加味されたものです。
順番は見た順です。
『サウダーヂ』
吉祥寺バウスシアターにて鑑賞。爆音映画祭でのワールド・プレミア上映。生まれてはじめて朝早くから並んで整理番号をゲットした記念すべき映画(笑)。そんな体験も踏まえて、最高のイベントでした。
『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』
吉祥寺バウスシアターにて鑑賞。こちらも爆音映画祭にて鑑賞。伊福部サウンドを爆音で体験する幸せ!ここから、僕の第四次怪獣ブームが。
『SUPER8 /スーパーエイト』
吉祥寺東亜興行チェーンにて鑑賞。この映画でエル・ファニングのファンになりました。
『トゥルーグリット』
長野県諏訪郡原村:八ヶ岳自然文化園野外ステージ「星空の映画祭」にて鑑賞。 満天の星空の下で見る西部劇。スクリーンに映し出される星空と実際の星空が被る最高の瞬間。もっと大勢の人に足を運んでもらいたい映画祭です。
『風吹く良き日』
横浜シネマ・ジャック&ベティにて鑑賞。韓国ニュー・ウェイブを代表する幻の傑作が突然の日本公開。あの時代の韓国映画特有の寂しさが好きです。
『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』
オーディトリウム渋谷にて鑑賞。49分の中編。市川崑の『おとうと』、ホラー映画の『ジーパーズ・クリーパーズ』に続く、姉弟映画の新たな傑作。
『電人ザボーガー』
新宿バルト9にて鑑賞。今年、映画館で一番泣いた映画。ヒーローは眠らない!!
『悪魔のいけにえ』
広島の横川シネマにて鑑賞。『横川グラインドハウス』というイベント内での爆音上映だったのですが、爆音上映という魔力が歴史ある映画館の魅力を最大限に引き出せた奇跡の瞬間でした。
『わたしたちがうたうとき』
ユーロスペースにて鑑賞。15分の短編ですが、2011年一番衝撃を受けました。監督のインタビューが、1月末に発売予定のTRASH-UP!!に掲載されます。
『さらば映画の友よ インディアン・サマー』
銀座シネパトス「川谷拓三映画祭」にて鑑賞。拓ボンは、赤茶けたフィルムの中で生き続ける!