年末、女二人で『今日、恋をはじめます』を見に行った。
ドラマ、アスコーマーチで松坂桃李と武井咲にはまっていたので、これはみとかんとーー!というわけでキャッキャと見に行ったのでした。
少女マンガの映画化ということで、ある程度覚悟はしていたのだけれど、なんかこそばいー感じで(それはえんやけど)、一番眩しい思い出になるはずの海でのシーンとかびっくりするほど画が汚くて逆にがっくりしましたよ。灰色でしたよ。
(『NANA』をはじめ、『高校デビュー』とか『僕は妹に恋をする』とか『ラブ★コン』とか『ハチミツとクローバー』とか『君に届け』とか『Paradise Kiss』とか『プライド』(これめっちゃおもろかった。満島ひかりを初めて強く意識した作品)とかみてるんだよ。って挙げてみたらけっこうみてて我ながらびっくりした。)
少女マンガの映画化が苦手なわけではないんですよ。
少女のココロを忘れた大人がそこにはいましたよ。
しかし、夢だな〜っていう、夢の世界だな〜っていう感じはしましたね。大事なんだけど。
少女マンガでよくある「イケメンで優等生の、あの◯◯クンをフッた女ってことで超有名なんだからっっ!」だとかいうあの◯◯クン的なそういういう人って自分の学校でいましたかね?私の学校ではね、いませんでした。
かっこいいよねくらいで、全校生徒みんな知ってる。知らない者はいないなんてことはなかったなぁ。学年違えば知らんこと多いし。
て
いうような話を一緒にみてた友だちに言ったらば「女の子やけど、いたよ!」という返事が返って来たのでびっくりした〜。しかものちに芸能事務所にも入って
いたという。ただとんでもないヤリ◯◯だったという話で(ここらへんが現実ですね)、別の人にも聞いてみたところ「うちの学校にもいたよ〜。他校の生徒が
その子を見に来るくらいのめちゃくちゃかわいい子が…。」と…。
まるで、夢ってわけじゃないんだね。
うちの学校がぱっとしなかったという、そういう話ですかね?? へへっ
と
はいいつつも、もともとはりぼん少女であった私です。映画をみているときの顔は、絶対人には見られてはいけないニヤついたものであったと思います。それを
察して私は友だちが映画をみているときの顔をあえて見ませんでした。みてはいけないのです! これはエチケットです!鶴の恩返しくらいの秘密です!与ひょ
うになってはいけないのです!
最後の2人が結ばれて朝を迎えるシーンも絡み合う足がなんかよう分からんことになってて、どんな体勢で寝と
んねん!っと思ったら彼女を抱っこして壁にもたれていたという。なんか端々で乗り切れず、監督誰やっ!ってエンドロールを食い入るようにみてたら 古澤健
とかいてありました…。
いろんな意味で納得はしましたけども、もっちょっときれいなのがみたかったです。
古澤監督は多分めちゃくちゃロマンチックで乙女チックなんだろなと思いました。『アナザー』で主人公2人がイヤホンをひとつずつ分け合って聞いてるとことかね。
K.B.B.