2017年3月


3/31

boidマガジンにて先日東京で上映された『Endless Cinema』のレビューを書いています。みんなどしどしboidマガジンに登録して読みましょう!!登録してしばらくは無料みたいです。
https://boid-mag.publishers.fm/article/15033/

 

3/30

『息の跡』を観た。震災で起こったことを英語や中国語の手記にしている種屋のおじさんのドキュメンタリー。震災によって波に晒され道路だけが作られた場所にポツンとプレハブの種屋があり、その中で太い声で自身が書いた震災の出来事を英語で読み上げる様子はなぜか西部劇のようだった。はるか昔にこの場所で起こった出来事が語られているかのような手触りのあるドキュメンタリー。

 

3/29

『残酷ドラゴン 血斗竜門の宿』を観た。念願のキン・フー作品。ボスがとんでもなく強かった。襲ってきた奴らがどこへ戻っていくのかを確認するために高いところへ移ったあとのショットが、低いところに居た時と同じだった!「映画の魔」を読んで以来、このショットを観たかったのだ!!!

 

3/28

播磨屋で朝日揚げなどを買った。近所に新しくできた回転寿司に行ってみたが、忙しないし美味しくないしで全然よくなかった。なにより醤油がイマドキの空気が入らないやつで汚らしくて、しかも種類が膨大でどれが普通なやつかわからず、めっちゃ甘いのとかあってめんどくさいだけだった。

 

3/27

原稿を書き書き。

 

3/26

妊婦が雨の中、甲子園の外野で4時間超の試合を観戦していたとのこと。どんだけタフやねん!

 

3/25

原稿を書き書き。

 

3/24

来週の東京行きのためにレンタカーを借り直す。8人乗りのものを手配するのがとんでもなくめんどくさかった。ワゴン車によっては7人乗りのものがあるらしく、電話で確認してもネットでは予約をしきれず、結局改めて電話をして完了するという。。。

 

3/23

春の選抜を見に甲子園へ。初甲子園、初高校野球。福井工大福井のプレーはヒヤヒヤさせられるが面白かった。チームプレーになったテニスみたいだなぁというざっくりした感想を持った。

 

3/22

スポーツ選手がオリンピックに出る時なんかに「これまでの応援の恩返しをしたい」みたいなことを言いがちだけど、本気で応援している身としては恩返しなんてしてほしいと思わないしそのくらいのことを想像してほしい。こちらの応援の本気度を甘くみてるのかなと

 

3/21

料金別納郵便というやつを初めて出してみた。一度に72通もハガキを出したのも初めて。しかし72通程度では割引もない。

 

3/20

昼にヌーヴォへ行き『ざ・鬼太鼓座』を。学生運動に遅れてきた若者たちが都会を離れて自分探しをしている映画、と言うと彼らにあまりに無礼かもしれない。
だが音や自己の探求へのストイックさを描くことに執着せず、ただただ走ることで音も己も進んでいくのだと言わんばかりのランニング映画で、内省的にならないところが良かった。出ている人たちが親の世代だった。

 

3/19

昼に庄内のドムドムへ。ドムドム、いったいいつ以来だろうか。久しぶりに食っても特になんとも思わないぼんやりした味で、マクドほどジャンクでもなくモスほど気張ってもないところが良い。店で食べてるのもじいちゃんばあちゃんばかりで、居心地が良さそうだった。これまであまり気づかなかったが、マクドはせせこましいしメニューや作りが若向けすぎて年配の人には敷居が高いんだろうな。
夜はちびっこのピアノの発表会へ。ピアノは習わせるコストが低いからたくさんの子供たちが習ってるのかな。

 

3/18

スマホ、今度二年縛りが解ける時にはSIMを別のに変えよう。1万弱も払うのは馬鹿らしい。

 

3/17

SNSもテレビもみんな他人のあれこれに首を突っ込んで勝手に怒っているが、その感情は本当に自分のものなのかと言いたくなるものばかりだ。

 

3/16

金がたくさん出ていく。

 

3/15

『素晴らしきかな、人生』を見た。人生が大きく狂った人を異世界の人物を演じることで救う話でなかなかよかったのだけれど、最後の橋の上で主人公を見ている三人のショットは完全に蛇足。あれがなければいい映画だと素直に言えたが。

 

3/14

チョコのお返しに買って帰ったお菓子はなかなかでした。

 

3/13

朝に岸野さん宅をあとにして早稲田松竹でリチャード・リンクレイターの『スラッカー』を。『エブリバディ・ウォンツ・サム』みたいな映画を作る人だからざっくりした人なのかと思いきや、この人めちゃくちゃ真面目な人なんだなということがなんかわかった。『6歳の少年が〜』みたいにはっきりとしたコンセプトを立てたくなる人なんだろうな。思い返してみると『エブリバディ〜』もでたらめな人を映すけど映画の構造は破綻させず緩やかに着地してたし。
昼飯に教えてもらってた店に行くとどちらも閉まっていて、あてもなく新宿へ。昨日の穴子の名残か天ぷらが食べ、猫がいる喫茶店でゆっくりして、バウスの映写をされてた方のところへ少しだけ挨拶に行って大阪へ帰った。

 

3/12

この日も昼は蕎麦。今日はせいろ。一緒に食べた穴子の天ぷらがめちゃくちゃうまかった。プリプリしてて穴子に対する考えが変わった。穴子ってもっとうなぎみたいな感じだと思ってた。夜はおじさんたちで集ってダラダラと食ったり飲んだり音楽聴いたりの時間を過ごした。レコード聴く環境が良すぎる。

 

3/11

昼は高田馬場あたりで蕎麦。うまかった。そのあと一時間だけビリヤードをして仕事へ。この二日のことについてはboidマガジンにレポートを書く予定。
「Endless Cinema」というタイトルにあるように牧野さんの無限に対する表現が強く現れた作品で、上映形態から「space noise」と近いようであるけれど、一昨年の「cinéma concret」と地続きにある作品だと思いました。その辺りのことを書く予定です。

 

3/10

泊めさせてもらっている岸野さん宅で朝はのんびりして、昼にバゲットを日本で最初に作ったというパン屋へ。カツサンドがうまいということでその場でいただく。美味い。牧野さんたちへの差し入れとして惣菜パンを購入。今時な小麦粉ガチガチなおしゃれパンよりもこういう惣菜パンがうまいパン屋が好きです。

 

3/9

朝から東京へ。新幹線で隣に座ったおっさんが靴を脱いで柿ピー食って身振りが大きくて不潔な感じで駅弁はペチャクチャ食うしでいかにもなおっさんでハズレを引いた気分だった。また片方の隣にいた若い大学生くらいの女の子は足元に小さなスーツケースを置いていたから上に置いてあげようかと思いつつもイヤホンをつけたスマホでがっつりツムツムをしていて声をかけるのも邪魔くさく、結局ツムツムがひと段落したタイミングで声をかけて上に移した。もう少し声をかけられやすいように振舞って欲しいものです。
昼に目黒の庭園美術館について。ざざっと準備。3台の映写機を設置して、そのプロジェクターを上映中に動かすという仕事。準備は割と早めに終わった。同じ型のプロジェクターが3台揃うってすごいね。
夜は牧野さんと嶺さんと手頃な感じのお寿司。楽しかった。

 

3/8

明日から東京ということでその準備にバタバタと。昼に「素晴らしきかな、人生」を見ようと思ったらほぼ満席で、一番前で見たくなかったので諦めた。さすが春休みの水曜。

 

3/7

みたむーがヨーロッパ旅行のお土産を持って来てくれた。カイエ・デュ・シネマのウディ・アレン特集号だったのだけれども、一度もウディ・アレンが好きと言ったことないのに(嫌いじゃないけど)なぜかウディ・アレンの本などをもらうことが多い。どうしてだろう。
昨日『愚行録』を見て、多くの面白くない邦画、いわゆる電通が云々製作委員会が云々と言いたくなるような映画が面白くないのは、みんな作品を作ってるんじゃなくて、日々の仕事をこなした結果としての映像であって、それがたまたま映画とか作品って言われてるだけなんじゃないかと思った。

 

3/6

『愚行録』がなかなかよかった。邦画に対して時々ちらほらと聞こえてくる批判、例えば電通主導がどうとか製作委員会がどうとか近親者の急死か恋愛(あるいはそのどちらも)のマンネリ化した物語に辟易してる云々みたいな批判は、邦画を見た時にそういうことを思ったことがないと言えば嘘になるけれども、この映画はそういった諸問題とは離れたところで作られているように見えた。それはこの映画がこれらの問題とは無関係な恵まれた映画であったと言うことではなく、きっと様々な要請はあっただろうけれどもうまくすり抜けて(巧みに利用して)作り手が理想とする映画に近づけていった結果なのだろう。こういう映画は必ず見ておかないといけない映画。これを見るところから面白い邦画が広がるんじゃないか。ここでいう面白いとは、誰かが作ったものをマネたようなものではなく、その作品のために知恵を絞り新たな挑戦をし、その結果として作り手の意志が細部にまで張り巡らされた映画のことだ。
作り手の強い意志を感じる映画で見ていてとても嬉しい気持ちになったが、物語はなかなか苦しいものだった。

 

3/5

庄内の駅の近くにある千鳥屋までよもぎ餅を買いに行ったついでに噂の小学校に行ってみようかと思ったが、そこからさらに案外15分ほど歩かないといけない感じだったのでやめた。しかしこの手の悪者を見つけたときのメディアのやり口はいじめっぽくて嫌だ。どんな校歌であろうが勝手だしそれを揶揄することは間違っているし、説明会の警備を厳重にすることを怪しむとかでなく、正当に法律違反を指摘すればいい。嫌いな奴であっても不当に罰されたり制裁を加えられるのは気分が悪い。石原元都知事についても然り。みんな制裁を加えたがりすぎ。

 

3/4

最近は仕事をしてご飯を食べて散歩をして仕事をしてご飯を食べて寝るという生活です。来週はこれのために東京行きます。仕事です。
https://www.teien-art-museum.ne.jp/programs/ignitionbox_2016_17_d.html

 

3/3

70年の大阪万博でIMAXが世界初上映されたという歴史から見ると、ノンリワインドがその時にすでにあったとしても不思議はないという気がしてきた。ますます謎が深まる。

 

3/2

昨日見た『ナイスガイズ』にノンリワインドの映写機が写っていたのが気になって調べたり周りに質問してみたが、70年代後半にノンリがあったという確証は得られず。
有力な説としては、ノンリはアセテートフィルムには不向きだから90年以降に普及しているはずで、シネコンの流れと同時にあるはずだから70年代後半にはノンリの必要性がないのではということだった。あの映画の時代考証の正確性を調べたいわけではなく(そもそもざっくりした映画だし)、ふと気になっただけなのだけれども。

 

3/1

今日から妻が産休のため仕事を休み日中家にいることに。一日のほとんどを遊んで過ごしていることがバレないように気をつけなければ。
ラッセル・クロウとライアン・ゴズリング主演の『ナイスガイズ!』は雑な映画だったけど面白かった。探偵映画でバディもののコメディで、ただただライアン・ゴズリングが落ちたり転げたりしまくる映画。魔法のらららんどよりもこっちのライアンが断然良い。それでもこの映画で一番光ってたのは娘役のアンガーリー・ライスだけれど。