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サウダーヂ制作日誌 text by 河上健太郎
 
2月28日
常盤ホテルの一室を借りて「ミャオと精司・温泉」シーンの撮影。ホテルを借りる段取りは青木さんが仕事の合間を縫ってセッティングしてくれた。

この日は撮影の高野さんはお休み。
小川国夫という小説家の小説をもとにした短編オムニバス映画『デルタ』の中の一篇『他界』を高野さんが監督され、そのプレ上映に立ち会われるためであった。

普段は高野さんがカメラをセッティングしたあと相澤さんと相談して照明の配置を指示されるのだが(そうでない場合は相澤さんが先に照明を組んで、高野さんに「どう?」と聞くパターンが多い)今日は相澤さんと私の二人であーでもないこーでもないと言いながら照明を作っていく。
結果的に、室内の光はアイランプで調光し、窓から入る日の光をいつものミニキットにフィルターをつけて強調するライティングに落ち着いたのだが、山崎さんにも手伝って頂きながら作業をしている間じゅうずっと相澤さんは「おい健太郎、これでほんとに大丈夫か?? 怒られないよな?」と聞いてくるので「いや怒られるからとかやなしに綺麗な画面になるように考えましょうよ!」と返したりしていると何をとち狂ったのか「ここは背中をなめながら一言ずつカットバックしてやる!」と富田監督。
今まで引き画のワンカットに徹してきて撮影のトーンを形作ってきたのにそんなことをしたらそれこそ怒られる。誰にか? 高野さんに。たぶん普通に怒られる。とはいえ富田監督が言ったのはもちろん冗談だったのだが、相澤さんはマジで照明作りに困っていた。

照明、録音が整ったあとは富田監督がファインダーを覗きながら演出していき、相澤さんと相談しながらカット割りは考えられていった。
途中一度、私はシーンに必要な食材を買いに外へ出たのたが、何となく今日は準備してある分できっと間に合うだろうと思い至って本当に予備の分だけを買って帰った。この「何となく」を説明するのは非常に難しいのだが、毅さんや愛ちゃんと現場にいると何とも言えず一発オッケーがでそうな雰囲気がして、本番のその一回が何度も繰り返したどのリハーサルより良いと思えるものを繰り出してきそうなのだ。
この日の私の予感は的中で食材を使うシーンは一発オッケー。それにしても『サウダーヂ』は「食べる」シーンが多い。
映画に於いて「食べる」ことには小津の映画がそうであるように複数の意味がある。ただ「食べる」「食べている」のではない。「食べる」ことが一つの意思表示であったり、あるいは意思の不決定であったり。
そのような「食べる」行為にきちんとした意味/意思の読みとれる映画は面白い。『サウダーヂ』での「食べる」シーンには是非注目して頂きたいと思う。
 
2月27日
本日の現場レポートは河上に代わって長崎がお送りします。

今回またしても空族の撮影現場にお邪魔することになった私たちDOOM!取材班は、今度こそ空族の現場をしかと見てやるのだ!そして空族の映画の秘密を暴くのだ!という、鼻息の荒い昂奮状態を隠しきれぬまま甲府昭和インターチェンジを降り立った我々取材班は、さっそく驚くべきものを目にすることとなる!!!
なんと目の前には『国道20号線』で一躍脚光を浴びることとなったあの<ホテルGOLF>があるではないか!
取材班の昂奮は早くも最高潮に達し、助手席に居た上田はホテルGOLFをカメラに収めることも忘れて喜んでいた。
しかしこの時の私たちは、これから起こる出来事の恐ろしさを何一つわかっていなかったのだ・・・

待ち合わせ場所となる<桜座>で取材班は空族と合流。
しかし残念ながらこの日は撮休で、撮影の高野さんもお休み。
富田さん、相澤さん、山崎さん、河上の4人で、ロケハンや衣装探しをするということなので、我々取材班も彼らと行動を共にすることにした。
どこに行くのかも、何をするのかも何も知らされぬまま彼らを追いかけ、様々な店やロケ地を巡ったが、彼らの行動を逐一観察していてわかったのは、中学生のヤンキーが目的も無くショッピングセンターをぶらついている時の行動・言動と何ら変わらないということくらいであった。
その中で最初に行った洋服店だったか、店員の女性が異様に美しかった。客のまったくいないうら寂しい店の雰囲気もあってか、静かにレジの前で立ち続ける美女はどこか悲しげで、そのあまりにも整い過ぎた顔は次第にマネキンの様に見え、一度タレントを目指して東京へ出たが鳴かず飛ばずでいるうちに整形〜AV出演、涙ながらにふるさとに帰って来たという物語がその薄い表情の奥に見えて来たのだった。

晩はプロデューサーの青木さんの家にお邪魔して宴会。
酒の飲めない我々取材班は、酒の入っていい具合に出来上がっている今こそ空族の秘密を暴くチャンスだ!と鼻息荒くいろんな人とお話をした。
山崎さんは映画の録音をするのは『サウダーヂ』が初めてで、クランクインする前に撮影の高野さんに「映画はシナリオもあるしロケハンなどの準備時間があるから大丈夫」と言われていざ入ってみたら、現場は常に時間との戦いでまんまとだまされたと言われていた。
空族の現場ではワイヤレスマイクを使わない。
何故ワイヤレスを使わないのかと言えばそれは空族がワイヤレスを嫌うからだということなのだが、それでも屋外の撮影ではかなりの引き画が多いこともあって山崎さんは苦労したそうだ。
「ワイヤレスを嫌う」ということも、ワイヤレスマイクというものを役者が身につけるということは、マイクを衣装として身につけているということじゃないかと、それってどういうことなんだろうかと仰っていた。
確かにワイヤレスがあれば現場としては事が円滑に進むだろう。しかし空族の現場ではワイヤレスは使え無くて、それでも音を録るしか無いとなると、その中で出来ることを模索しながら、あれこそするうちになんとかなることもあるし、録音だけではなんとかならないけれど、それぞれのスタッフや役者と連携し、お互いに目標のために歩み寄ることによってなんとかなることもあったという。山崎さんはこうした「お互いの歩み寄り」が映画を作る上で重要なのではないかと言われていたが、それはおそらく映画に限った話ではないだろう。

今回の取材はこの山崎さんの話が聞けただけでもう十分。
このあと私たちはブラジル人が集うというディスコへ行き、この世のものとは思えぬ恐ろしいものと遭遇することになった。
それはとあるジャパニーズゴッドマザーについての話であると、ブラジル人の名誉のためにも記しておく。
そこで一体何が起こったのか、ここで詳細を書くことは『サウダーヂ』のネタバレにつながりかねないので書けないが、「こんなダイアローグ俺には書けない」と言われた空族だからこその素晴らしい台詞の連続に私たち取材班は打ちのめされたのであった。
人生は、長いと思っていたら案外短かった時のうんこの様なものなのかもしれないなと思いました。
 
2月21日
昨日、本当に何もしていないのか? ―していません。
あろうことか夜はスワンナプームに久しぶりに青木さんも一緒に出掛け、ソムタムを食べながらカラオケで盛り上がりまたもや明け方に就寝したのだった。これだけ余裕があるということは、つまるところもう『サウダーヂ』の制作がいいところまできているということ。もうあと一歩でクランクアップ。

今日はスワンナプームをお借りして「タイパブ」のシーンの撮影。昼から合流した高野さんと山崎さんは昼食に例のインド料理屋でカレーを食べたみたいで、念願叶った山崎さん曰く、そのカレーは「美味しかったです」とのこと。

タイパブのシーン三つをまとめて撮影する。狭い店内に様々な登場人物がいる設定で、人物の配置が難しく、朝に富田監督が考えたカット割りもなかなかに多い。
富田監督はある状況やシュチュエーションを作り込んで、その状況に人物を放りこむのが得意な監督だと思う。そういう風に状況を仕込んでいくのは、シナリオの段階から相澤さんと打ち合わせて始まっているのだと思うし、高野さんが切り取るフレームも富田演出によって作られた「人物が今そこにいる状況」というのが活きるように考え込まれている。であるからして、そのような状況なりシュチュエーションなりを文字通り「分割」して、カット割りの妙技で見せる技術的な方法論を富田監督は好まない。
よく「よし、今日は一つのセリフごとに切り返してやる!」なんて言われるが、これはギャグで絶対にそういうことはしない。
今日の撮影のように事前にある程度のカット割りが決まっている場合においてもその作り込まれた状況如何でカット数が現場で少なくなっていくのが富田演出の姿勢を表していると思う。

撮影中とりわけ印象深かったのがスワンナプームの店主のダックさんが華麗な変身ぶりで登場したこと。
ダックさんの華麗な姿に驚いた毅さんは「あ、ダックさん。ダックさんはこれがダックさんの本当の姿なんですか?」とワケの分からない質問をダックさんにしていた。
この日をもって仁さんと村田さんがクランクアップ。一仕事終えて村田さんは颯爽と帰っていかれたが、仁さんにはまだ慣れないタイ語のアフレコが残っているのだった。
 
2月20日
「今日は何もないよね?」「今日は何もないんだよね?」と相澤さんがしきりに訊ねるが、何もないのに山梨に来るはずもなく、今日は猛家族の撮影で使った部屋の片付けをするために富田監督、相澤さんと私の三人で甲府に先乗りしていたのだ。それなのに「本当に何もないよね?」と相澤さんはやたらと事無きにしたいらしく、何度も訊ねられるもんだから、「そういやぁほとんど何もすることがないなあ。いや、というより何もすることがない!」と思えてきて、三人で古着屋巡りをした。

この日の昼食は、実にクランクイン以来に訪れるラーメン屋さん「十五番」。前に撮影でお伺いした時は灼熱の炎天下だったのに、今やお店のテレビで冬季オリンピックが中継されている。三人でじーっとオリンピックを見ていると、「それにしても本当に野球はオリンピックの正式種目じゃなくなったね」と富田監督。何を言っているのか理解できず、「あぁ、はあ… そうですね…」と適当に返してみるが心の中では「いや〜、なんて返したらええんやろ。確かに野球は正式競技から外れた、それは紛れもない事実。だけれども今は冬季オリンピックの話題やろ!よう分からん!」なんて思っていると相澤さん「でもサッカーはあるよね? サッカーはあるでしょ? サッカーはやってるよね?」と言いはじめ、 「いや確かにサッカーは正式競技、これ事実。だけれどもサッカーも夏季五輪やん!っていうか冬のスポーツやから冬にやってると思ってるのかしら?」と私の胸中は突っ込み続けているのだが、実際に二人に突っ込むのは面倒臭くなってやめた。だけど良かった。何故なら今日の制作日誌に書くことがなくて困っていたからだ。「よし! これで今日の制作日誌が書ける!って、何も制作的なことしてないけど…」
こうやって私は空族、とりわけ富田監督、相澤さんにネタを提供してもらって制作日誌を書いているのだった。
 
2月13日
都内は平井駅から徒歩3分にある「牛かぐら 平井店」を、山梨にある焼肉屋に見立てて、〈恵子 無尽シーン〉の撮影。何を隠そうこの焼肉屋は私が普段バイトしているところで、この店の店長の梅本は私と幼なじみで幼稚園の時からずーっと一緒に遊んできた腐れ縁である。まさか関西から出てきて東京で一緒に働くなんて思ってもいなかったし、その店で空族の映画の1シーンを撮影するなんて本当に思ってもいなかったのだが、この梅本が「空族が店にやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」と喜んで、全面協力してくれた。
「無尽」というのは、なかなか説明しにくいのだが、山梨に特有の会合のことで、簡単に言えば婦人会や隣組みたいなもののこと。無尽に参加している人は毎月ごとに集まり居酒屋や焼肉屋、持ち回りの当番の人の家などで会食をひらく。一人でたくさんの無尽を抱えている人もいて、そのような人たちは総じて「顔が広い」ということになる。
〈恵子 無尽シーン〉のためにスタッフ全員で15名ほどのエキストラを集め、協力していただいた。
いつも思うのだが、店舗で撮影する時は難しい。店が異様に暗かったり、換気扇や冷蔵庫のノイズなど撮影に関する様々な制約がでてくる。そういった意味で焼肉屋というのは、とかく難しい撮影場所だと思う。この日も照明や音のチェックなどに時間がかなりかかった。そんな風に我々が齷齪と準備している横で梅本は黙々とカルビを切り続けていて、壁に貼るための演出小道具をアルバイトの伊藤ちゃんが墨と筆を使って書いているのを見ていると、牛かぐらにいながらにして空族にもいる、という私にとってはとても不思議な空間に投げ出された感じがしたのだけれど、普段一緒に仕事をしている仲間と週末一緒に映画を作っている仲間と映画を通して同じ空間にいるというのはとても嬉しかった。
撮影後はエキストラの方々もスタッフも一緒になって焼き肉食べ放題。梅本が破格の値段提供で皆を喜ばせてくれた。今日クランクアップだった恵子役の千枝さんはもうすでに牛かぐらを出る時点でかなりでき上がっていたのだが、「もう一軒行こう!」と、もう一軒。そこを出て解散になってからも千枝さんはまだ飲み足りないらしく、皆が帰りはじめ、今日現場に遊びに来ていた川瀬さんも逃げ帰った(!)あと「健ちゃんはまだ飲めるよね?」と、この後二人で2軒ハシゴ。千枝さんはずっと「今日の撮影が一番緊張したんだから!」と酔いながら繰り返し、酒を飲み続けていた。きっとクランクアップして、緊張から一気に解放されたのだろう。酒をたくさん飲みたかったのだ。千枝さんが強いられた緊張は『サウダーヂ』本編でじっくりと見れる。
 
2月7日
猛と幸彦の部屋のシーンの撮影。撮影場所は蓬莱軒の裕也さんの部屋。ここの部屋も前回の精司と恵子の部屋同様、劇の進行にしたがって両者の感情が複雑に交差・交錯していく。そのようなシーンであるから当然のようにここでも議論が繰り返される。幸彦というキャラクターをどのように捉えるか? ということに集中した議論は、とどのつまりどのように視覚的に幸彦を構築していくか? ということだったと思う。この点は事前に幸彦についてかなり考えを深めていた野口さんとも共通の理解があったのだと思う。
隅田監督は今日は出番はないのだが、終日現場で一緒に過ごした。隅田監督はほんとに気さくな監督で、人手の少ない私たちを見ては「私がやりましょう」と言って手伝って下さる。きっと隅田監督はすごく撮影現場が好きなのだと思う。今日はカチンコまで叩いて頂き、これには皆感激して、今までどれだけ自分がヘボいカチンコの叩き方をしていたか思い知らされた。というかカチンコの叩き方を間違っていたことに気付いた。小道具のエロ本まで買いに行って下さり、大変お世話になった。隅田監督が「こうすればやりやすいよ」と教えて下さるのをこっそり聞いている富田監督がおかしかったが、もし富田監督が助監督をやるのなら是非とも今村昌平の現場に就いてもらいたい。今となっては無理な話なのだが。
 
2月6日
田我流さん演じる猛の役には幸彦という弟がいて、もちろんこの兄弟にも両親がいる。母親役は青木さんの知り合いの方に来て頂き、父親役はなんと映画『ワルボロ』の監督、隅田靖監督にお願いし、幸彦役は役者の野口雄介さんが演じることとなった。野口さんは1月17日、我々が甲府の中心のユカさんのお店で撮影している時、突如現れた。どうやら話を聞くと、前日に京都で行われた『雲の上』『国道20号線』の上映後、どうしても現場を見学したくなってそのまま車を飛ばして駆けつけたとのこと。富田監督はその時に野口さんにシナリオを手渡し幸彦役をお願いしたのだが、実は以前から富田監督は「幸彦役は野口くんが良いんじゃないか」と繰り返し言っていて、この日はまさにグッドタイミングで二人が出会ったのであった。

さて、本日は猛家族のシーンを集中的に撮影していく。
最初はパチンコ屋の駐車場での撮影であったが、この日は風がビュンビュンと吹いていて異常に寒さを掻き立てる。この中を母親役の市瀬さん、隅田監督、田我流さんは半袖で頑張って頂いた。隅田監督は「冬のロケの時、先輩に「おいっ寒そうにするな!」って言われましたよ」と助監督時代の話をして下さったが、さすがに20年間演出部で鍛えられただけあって、ゲリラ撮影でもアドリブを繰り出し、ハプニングが起きようともカットの声がかかるまで芝居をやめない。また演技するのは今回初めての市瀬さんに段取りを丁寧に説明しながら現場をリードされていた。

山王団地に移動後、幸彦のインサートを撮影。このシーンの後は室内での撮影。猛家族の部屋は9月ぐらいから契約していて、インド料理屋の2階にある。高野さんは「あの店のカレーが食べてみたい」と言っていてカレー好きの山崎さんも相当気になっている様子なのだが、昼食は例によって例のごとく蓬莱軒で頂いているため、まだその機会は訪れてないのだが、最近は富田監督から送られてくるスケジュールに予め蓬莱軒で昼食を摂る旨が記入されていて、まるで蓬莱軒で何を頼むか考えておけと言わんばかりであるし、猛家族の撮影が終わった今、カレー屋に行く日は来ないかもしれない。
皆で持ち寄った小道具や家財を配置し、作り込みを行ってから撮影スタート。このシーンでは照明の演出があって私がライトの前でフィルターを翳したり、通過させたりいろいろ頑張ってやったのだがどうも上手くいかない。富田監督も相澤さんも「ちょっと違うなあ。惜しいけどなあ。微妙に違うんだよなあ。あれを使ってみよう。これを使ってみよう。いややっぱりそれは使わない方がいい。というかお前のやり方が悪い」と、試行錯誤を繰り返し、すごく時間がかかった。全然うまくいかないのなら話は別だが、ちょっとした工夫が微妙に上手くいかない場合、もうちょっとでどうにかなりそうという気持ちが試行錯誤を繰り返させる。ひょっとしたら超巨匠と呼ばれる映画監督はこの「もうちょっとでどうにかなりそう」というベクトルがとんでもなく高い次元に設えてあって、今村昌平なんかが電柱を引っこ抜かせたのも彼にとってはすごく微妙な問題だったのかもしれない。などと考えていたら、部屋の作り込みで日除けのために窓に貼った新聞紙の隙間から除く電柱を富田監督が「引っこ抜け」と言うので、「じゃあ新聞紙を破れてない状態に戻したらどうか?」と聞いてみると「その方が嫌だ」と駄々をこねだしたので、仕方なく電柱を引っこ抜いたのだが、恐らく誰もそのことには気付かなかったと思う。隅田監督はここでも「役者」ぶりを大いに発揮しておられ、私と同じように誰も見ていないところでただ単に〈寝ている父親〉ではなく〈暑さのあまり腹をはだけだして寝ている父親〉を演じていて、その芸の細かさに驚いた。
撮影終了後は青木さんのお家で食事会。隅田監督は料理が趣味らしく、青木さんの料理が上手なのにすごく感激しておられた。私は私で今日、隅田監督にいろいろ教えて頂き感激していて、今日は「ばみり」方を身をもって教えて頂いたので明日は一つ、カチンコの打ち方を教えて頂こうと思っていたら、もうすでに朝の5時であった。





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