それでも超絶おもしろトークをしなければならない

review

以前のようにこまめに日記を更新しようと思いながら、今はひとまず週に一度くらいのペースで更新ということで。


久しぶりにマンスリーDOOM!更新しています。
星空の映画祭で観客は映画を作る
全然マンスリーちゃうやん!というのはご愛嬌というか、そのぶんTRASH-UP!!に書いてますのでそちらをお楽しみに。

さてさて。
『どんずまり便器』という映画が上映されていたので観に行って来た。
これは『やくたたず』が制作された年のCO2の助成作品の一本で、以前も書いたけれど、その年のCO2はなんかいろいろあったらしくグランプリ的なものが選ばれなかったとか。
今となってはそれらの作品を見る機会もなかなかなく、ほんとにそれらが酷いのかもわからないし、そこでの批判がどういったものだったのかもしっかりとはわからない。
大友さんのブログから、この作品がどういったものかはだいたい予想出来るし、この作品に関してはやはり見てみても残念ながら考えていたことと大きく違いはしなかったのだが、とにかく何も映っていなくてここまで記号がないのもすごいのだけど、物語やるならそれはそれでいいとしてそれならせめて物語はちゃんと組み立てないとはじまりから十分破綻してるし、姉が刑務所から出所して来たとか、いきなり無節操にやりまくってたりだとか流産の件と両親の死と弟とのこととか順序が唐突。というか出来事が語るべき内容に対して盛りすぎじゃないか。それこそ最近のメジャーの邦画並みに。
この手の生理映画を物語るなら、映画作るためにとりあえずいろんな人とセックスして取材した方がいいんじゃないかといつも思う。それが嫌なら他人のセックス覗き見たり、せめてAV見まくるとかしないと、あまりに描写がザツで見てらんない。例えばスポイトを性器に突っ込むとき、あんな角度で入れるのか。そしてあんな「ぐちゃっ」という音がするのか。別にほんとの入れ方や音が良いのだってことではないけど、そうした細部を組み立てるときの作りがこちらの想像力を越えてこないから見ていてもそれが映る前から飽きている。女性の監督なんだしせめて自分で試せるんだから、、、なんて思ってそれをこうして書いているのは人として最低だとわかってるけど、でも女性にしかわからないものがあるんだと言うのなら、それはちゃんと見せてほしい。

22日の『やくたたず』トークにこの映画がやくたたずだとわかっていながらそれでも万が一にもやくにたてばと観に行ったのは、前回の日記で書いた「歴史に残る超絶おもしろトーク」にしないといけないからで。三宅さんはこの文句を読んでコーラ吹き出したらしいけど、全然冗談じゃなくやっぱりそうしなきゃいけないと思っている。まぁ歴史に残らなくていいから、楽しくて面白い愉快な時間に映画の本質的な話を滑り込ませないと。ウォーミングアップはこれまで十分やってきたから。
月曜から三日間、三宅さんが関西に来ていて、ほとんど一緒に行動していたのだけど、不思議なもので初対面なのに言葉がしっかり伝わるし、自分たちや三宅さんの考え、見ようとしている風景は共有出来たように思う。お互い初対面で事前にやりとりの時間があったわけでもないのにこんなに言葉が通じるものかとほんと驚いたけど、とはいえあの映画を撮った人なんだし、当たり前と言えば当たり前かとも思った。
三日間の時間を通して、ゆっくりとDOOM!という存在がなんなのか、何を目標としているのか、何を考えているのか、何をしようとしているのか、丁寧に話が出来たのだけど、そうやって話していると、思いがけず自分たちの存在が思っていた以上にシャープに輪郭を持って来て、やれることとやりたいこと、やらなきゃいけないこと、切り開かないといけないものがなんなのかがはっきりとした。そうすると次々とこれからやらなきゃいけないアイディアは出てくるし、問題点と同時に解決策も見えてくる。
これから半年、ここを出発点とするヴィジョンに力を注げたらそれほど素晴らしいことは無いのだが、果たしてどうなるだろう。
やはり、自分たちにとって映画を上映することは手段なのだ。目的はもちろん金儲け、ではない。金は稼ぐ。たくさんの人に見てもらう。しかし目指す場所はさらにその先にある。そのために映画を観客に観てもらうだけではなく、届けなければならない。
映画という遊び場の中から愉快な革命を目指す。
なにはともあれ、ひとまず近いうちに『やくたたず』を観させてもらうようお願いした。

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