2016年10月


10/28

昼までのんびりして、少し天神の辺りをぶらぶらしてから『黒衣の刺客』の爆音へ。これがもう本当に最高でした。自分が最も美しいと思える撮影と音を最高の環境で鑑賞。昔の婚約者を殺すことになったけど、情があって殺せなかったという話のその「情」の部分を物語ではなく映像と音とで見続けるという体験。その「情」が爆音で炸裂してました。始終うっとり。幸せな気持ちのまま新幹線で帰阪。

 

10/27

朝から福岡へ。博多のとんこつラーメンは臭くて旨い。しかもスープもさらりとしてる。不思議な旨さ。
夜は福岡爆音で『恋する惑星』を観たのだけど、思ってた以上にひどい映画だった。映画表現における自由とか自然さが一番退屈な形で表現されてしまってるというか。衝撃だった。

 

10/26

ついにフーターズに行った。整形してる女の子を間近で見るという体験をした。食事もとてもおいしくて女の子もみんなかわいくて最高でした。おごりなら毎日でも行きたいなと思いました。

 

10/25

DCP仕事の目処が見えて来た。長かった。。。

 

10/24

咳がひどい。なかなか治まらない。

 

10/23

ワイズマンの『ジャクソン・ハイツ』を観た。画も音も完璧でうっとりしながらジャクソンハイツに住む人たちのあれこれ(主に暮らしの問題の話し合い)を聞く三時間。ワイズマンの映画を見ると、アメリカってめちゃくちゃいい国だなって思えてくる。みんな生きることに真剣で、でも利己的ではなく視野が広い。日本よりは民度が高いと思えてくる。Not ever smoke weed、あれ、違ったかな。

 

10/22

『ダゲレオタイプの女』を初日に観に行った。まだ観てない人が多いので何も書かないので早く観ましょう。

 

10/21

節目の日。責任を負うことで身軽さを得た気がする。

 

10/20

朝から靭公園へジュニアのテニスを観に行く。綿貫選手と本玉選手の試合を主に観戦。ジュニアとはいえ来年からはプロに転向するような人たちの試合なので見応えがある。本玉選手が自分の太ももを叩き出してから次第に集中しはじめ、プレーも良くなっていくのが面白い。
そのあとシネマートで観たジョニー・トーの『香港、華麗なるオフィス・ライフ』は全編スタジオ撮影のミュージカル作品だった。電車の改札を出たら直接会社のビルの入り口へとつながっているセットが面白かったのだけれど、この空間の魅力を言葉で説明するのはむずかしい。他にもオフィスの空間を活かしたまま自宅へと切り替わったりするのもおもしろかったのだけど、これも縦軸の空間性が異常なこの作品にあっていた。唯一、社長のフロアと屋上は階層が分けられ3層の空間になっているのだけれど、それ意外はフラットな空間にすべてが詰め込まれ、唯一エレベーターだけがその空間を超越するフィクショナルな装置として登場する。面白かったが、ブルーレイ上映らしき感じで画も音も質が低かった。特に画はガンマが狂っていた。ちゃんとしてくれ。
『ハドソン川の奇跡』をようやく見た。かなりすっきりとしていて、面白いのだが、『アメリカン・スナイパー』ほどわけのわからないものを見た戸惑いは感じず。飛行機がどうなるかは誰もが知っているにも関わらず、手に汗握った。

 

10/19

仕事はないがやることがちびちびとある。

 

10/18

暇。

 

10/17

維新派の公演を観に大和西大寺へ。平城京周辺、ほんとに何も無い。日本で一番立派な空き地。舞台そのものはすばらしかった。日本が様々な国に散らばった人たちの集合であるということが言葉以上のものとしてすっと入ってきた。それが個々人のアイデンティティの問題になることなく、例えば自分は父方の祖父は戦前は台湾にいて鉄道だか林業だかの仕事をしてそれなりに良い暮らしをしていたらしいのだが、そんな個人個人の歴史を掘り下げても行き着くところは「みんなちがって、みんないい」でしかないわけだけど、この作品ではあくまでもそうしたアイデンティティとは別のレベルで、今自分がここにいることの面白さを見せてくれたように思った。

 

10/16

11月8日のマヌエル・クナップ特集上映@同志社の詳細出ました。詳しくはこちら。占い当たった。
http://d-live.info/program/movie/index.php?c=program_view&pk=1476434008

 

10/15

風邪。寝て過ごした。

 

10/14

昨日京都から帰ってから深夜労働をしていたら風邪を引いた。

 

10/13

昼から京都に行ってロバート秋山の展示を観に行った。ジュンク堂でもらえるフリーペーパーで連載してる、秋山がクリエイターをネタにしてルポとしてまとめているやつの展示。秋山の眼がすごい。面白かった。
そのあと上田さんと合流してかねよでうなぎ食ってJAPONICAのあとに出来たお店でお茶。服屋とカフェバーが併設したようなところ。ホームページとかはまだないっぽいけど行ってみたらやってました。

 

10/12

調べものをしていたら一日が終わった。

 

10/11

昼に伊丹に『君の名は。』を観に行った。猪名川の河川敷でたくさんの警察が草をかき分けて探し物をしている様子が黒沢映画みたいだなとか思った。光景そのものがというよりも、10月の肌寒さと薄曇りの光がそう感じさせた気がする。
『君の名は。』は社会現象になっているけれどとりあえずそのことは置いておくとして、作品としてはだめだと思った。物語の説得を放棄してるから、作り手の一方的な思い込みというか勘違いで作られたとんでも映画って言ってもいいんじゃないかな。観客の思い込みで見られている映画でもあるけれど。そのとんでもな展開を観客は善意を持って見ることで物語をつなぎとめていて、その善意が沸き起こる原因は震災にあるんじゃないかと。震災をやり直して命を救いたいという感情が背景にあるから思い込み満載な展開も観客の思い込みで物語として成立させられている、という感じかと。あの女の子の中身がどっちか、どうして父親はわかるんだろう。
この映画観てから改めて『Playback』のことを考えている。過去をやり直す話と未来をやり直す話では全然違う。

 

10/10

夜に伊丹に映画を観に行こうと思ったけど、寒くて引き返した。そしたら行こうとしてた映画館の入ってるイオンの真横で変死体が見つかってた。

 

10/9

イッテQの出川の英語は笑えるけど同時に感動するな。言葉や意味を超えたものが見えてくる。コミュニケーションの真髄がある。

 

10/8

一日中テニスを見るのは座っているだけなのになかなかハードで、かなり疲労が残っていた。プレーヤーよりも疲れている気がする。昼にみたむーのところに行ってお茶をした。11月にマヌエル・クナップの上映が同志社であるのだけど、そのトークの相手をすることになっているので、そのことでみたむーに少し相談したかったのだけど、主にみたむーのテレビとネットの設定をして終わった。いい気晴らしになりました。
11月の上映についてはまだ告知出てないからフライングだけど、まぁ問題ないんじゃないでしょうか。。。たぶん下のリンク先に近々告知出ると思います。詳しい日時はまだ出ていませんが、先日タロット占いをしてみたところ8日の19時スタートになるだろうと出ていました。あくまで占いの情報なので参考まで。当たったらまた書きます。
http://d-live.info/program/movie/index.php

 

10/7

日帰りで東京へ。楽天ジャパンオープンの準々決勝観戦。めちゃめちゃ楽しかった。試合前のアップ後のモンフィスが近く通ったから手を振ったら振り返してくれた。スポーツ選手に対してはミーハーになる。映画関係の人に手を振りたい気持ちが出たことなんて一度もないのはなんでやろ。帰りの新幹線が指定席なのに満員電車感があってなんとも微妙だった。

 

10/6

牧野さんに映像の色のことをいろいろと(もちろんダジャレです)質問させてもらってたら昼過ぎになりバタバタと同志社へ。
この日は数年ぶりに会う奴が映画を見に来ていて、久しぶりに会ったそいつは最初から最後までずっと馴れ馴れしかった。数年連絡を取らなければお互いにいろんなものが変わっているのだから、数年前と同じ前提で言葉を投げかけてきても耳障りにしか聞こえない。あいつがこの数年止まっていたのか進んでいたのか知らないし、俺も周りから見たら進んでいるのか止まっているのかわからないだろうけど、久しぶりに会って言葉を交わすということはその空白を埋めることからしか始まらないと思う。それを飛ばしてかつての時間と地平から言葉を発してきたことが心の底から不愉快だった。お前が思っている俺は俺じゃないし、俺が思ってるお前もお前じゃないはずだろう。
映像の投影の準備は早々に終わったので、プロジェクターから漏れる光を隠してもらったり、映写窓を拭いてもらったりしていた。もはや自分にも自分以外の誰にも役にたたない知識なので書き残しておくと、映写窓はガラスクリーナー的な薬品やアルコールなどの力を借りて拭くよりも、きれいなウエスで何度も何度も乾拭きをしたほうが、手間はかかってもきれいになります。薬品を使うとヘタクソがやったときは跡が残り、上手な人がやった場合でも、ガラスに残る薬品のカスが埃を集めてしまうのでよくないです。
牧野さんの新作は、自分が今ここで見ているものがなんなのかわからなくなるようなものだった。気を抜くとトリップしてしまいそうな感じさえあって、でもトリップってのがなんなのかよくわかってないから自分なりのトリップ解釈でしかないのだけども、映像の中にいるような感じがときどきあって、前に進んでいるのか下がっているのかぐるぐる回っているのかよくわからない空間で色が踊っていて、それに身を任せたい快楽のようなものと、その快楽への不安なのか映像から見えた前や後ろの定まらない時空への不安なのか、それに身を委ねるのはまずいという気持ちがあって、映画を見るということと同時にそういう個人的な感情が闘っていた。
今にして思うのは、トリップに限りなく近いものだからこそ、真に覚醒させることができるんじゃないかということ。トリップへと没入することなく映像と対峙し続けることが観客に求められるというか。ヘタしたら戻ってこれないものに足を踏み入れるからこそ得られる世界があるんじゃないかということだった。だからこの映画の存在は不安によって妨げられるようなものではなく受け入れられるべきものなのだと思った。

 

10/5

台風はやはり北へとそれて行った。おかげで大阪はそれほどひどい風雨に見舞われることはなかった。牧野さんの大阪での上映はそんな中でもそれなりの集客があり、なんとか形になってくれた。
Generatorは関西では初めてのDCPでの上映で、そのためなのかこれまでよりも反応が大きかった気がする。みたむーは音が良かったと言ってくれた。音はステレオから5.1chへと変換しているのだけど、自分としてはその変換によって良くも悪くもなっていないのが理想的だと思って作っている。でもこれは少し天邪鬼が過ぎる言い方かもしれない。良いと感じてくれたことそのものは良いことだけど、まあ音の善し悪しは主観的なものなので、自分がこれでオッケーかどうか、またそれを受けた作り手がこれでオッケーか否かで決めるしかないのだが。

 

10/4

久しぶりにタマネギのソフリットを作った。明日の天気を気にしつつ、明日の段取りを各所と確認。経理作業がようやく終わりそう。

 

10/3

雨の中、車で各所へぶらぶらと。

 

10/2

あと数日なので再告知。
10/5、6はこれ。
http://doom-insight.net/exp/
台風直撃かもしれませんが、なんとなく大丈夫な気がしています。
イベントについて、牧野さんが詳細を書かれてますのでこちらも合わせてどうぞ。
http://makinokino.exblog.jp/24692929/

 

10/1

ちびっ子たちの運動会へ。一生懸命な子どもたちの姿を見ていると清々しい気持ちが胸に入り込む。良い時間を過ごした。