ラッパーにラップをお願いする。


友だちにすすめられて本を読んだ。「ヒップホップドリーム」サクサク読めた。MC漢のこと知らなかったけど、HIPHOPにすごく正直でまっすぐな人なんやな〜と思った。
こんなに赤裸裸に書いてもええもんかな?と思うほど、ストリートビジネスのことがバーーーーンと書いてあって、中島らもを思い出した。
中島らももまっすぐな人だなと思っていたから、もし生きていて対談とかなったらすごくおもしろい話がきけたんじゃないかとか想像してしまった。
絶対嘘をつかない。「刺す」と言ったらほんまに「刺す」。嘘の言葉は吐かないスタイルがすごく衝撃だった。

タイムリーなもんで、バイト先に19歳のラッパーの男の子が入って来た。
読んだばかりの本のMC漢のこととか色々聞きたかったのだけど、緊張からか人見知りなのか全く笑ってくれないので(愛想笑いすらない)ひたすらこっちがへらへらしながら仕事を教えた。
「食材には必ず(サラン)ラップしてください」「(サラン)ラップして直してください」とか、ラッパーに「ラップして。ラップして」と何回もいうことになり、言ってるうちに自分だけおもしろくなってくすくす笑ってしまって、けど彼は一切笑ってないという状態でした。
後日飲み会で、みんなの前で即興でラップimageをしてくれたのだけど、よくそんなに言葉がサラサラと出てくるな〜と感心した。
頭の中どうなってるんだろう。
めっちゃすごいラッパーになってほしい。